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  • 執筆者の写真(株)カルモア フレグランス事業部 

【花粉症対策】香りで鼻炎改善 鼻スースー


冬が明け、春へ向けて暖かくなると心も身体も緩みますが、

鼻だけはどうしても緩めることができません。


そう、何を隠そう私は重度の花粉症持ちです。


皆様の周りにも花粉症で悩まれている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。


今回は、花粉症などアレルギー性鼻炎の方を対象にした鼻づまりの原因について、

医薬品に頼らず鼻づまりを解消させるお勧めの香り、その活用法について

ご紹介致します。



目次

1.鼻づまりの原因について 

2.鼻づまり対策にお勧めの香り

3. 香り活用法のご紹介とレビュー

 

1.鼻づまりの原因について

鼻づまりとは、鼻腔を通る空気の流れが悪くなる事によって起こる感覚を指します。


鼻づまりの原因として、風邪など細菌感染による副鼻腔炎(鼻水が黄色や緑に変色したり、粘性の高い鼻水が形成されることによってつまる等)、

鼻の構造などによって起こる鼻づまり(鼻中隔弯曲症、ポリープ等)がありますが、

アレルギー性鼻炎の場合、『鼻粘膜の腫れ』が大きな要因です。


鼻腔内の粘膜には、多くの毛細血管が通っているので、毛細血管が拡張したり、収縮したりすることによって、鼻腔内の粘膜も腫れたり、ひいたりします。


つまり、この鼻粘膜の腫れを抑えてあげることで鼻づまりが解消すると言われております。


それでは、具体的に鼻づまりの解消に役立つお勧めの香り、その活用法をご紹介致します。


鼻づまりの原因とメカニズム 佐藤製薬株式会社


2.鼻づまり対策にお勧めの香り

 

医薬品に頼らず鼻粘膜の腫れを抑える方法の一つとして、精油の香りを嗅ぐと緩和されると言われております。


突然ですが、皆様はシソ科をご存じでしょうか。

身近なものだと食用のシソが挙げられますが、実はこのシソ科には他にも有名な品種が数多く存在します。


バジル、ハッカ(ミント)、ローズマリー、ラベンダー、オレガノ、レモンバーム等、

聞き馴染みのある品種も多くあるかと思います。

また名前を聞くだけでも良い香りが漂ってきそうですよね。


この中でも特に鼻づまりに有効と言われているのがハッカ(ミント)です。

これは精油であるハッカ油に粘液溶解作用が含まれる点、

またハッカ油中にあるメントールという物質が鼻づまりの症状を和らげてくれます。


ハッカ(ミント)というだけで既に鼻通りが良くなりそうですが、今回はその理由についてもご紹介させて頂きました。


さて、それでは具体的にハッカ油(ミント)を用いた活用法をご紹介致します。



3. 香り活用法のご紹介とレビュー

 

➀ マスクに少量付着させる

筆者の評価

手頃感:★★★

持続性:★★☆ マスクさえしていれば大丈夫な為

改善度:★★★

快度:★★☆

総合満足度:★★☆


時節柄、マスクを付ける事が多くあると思います。


そのマスクの外側にハッカ油を少量垂らし、染み込ませることで、ハッカ油に含まれるメントールの香りがスーッと鼻を通り、鼻づまりを和らげてくれます。


<体験談>

改善効果はものすごいです。

むしろ量を間違えると香りが強ぎて涙で目が開けられない状態になりますので注意が必要です。


即効性がある点はとても良いが、量を間違えると香りが強すぎるが故、周囲にも拡散してしまう可能性があります。


また皮膚に直接付着しないとは言い切れない為、扱いには十分な対策が必要です。


その為、マスクに少量付着させる際は市販のキャリアオイル、乳化剤などで希釈するか、

市販のスプレータイプを用いる事をお勧めします。


また自作する場合は、ティッシュやコットン等に一度付着させた後、未使用のマスクと一緒にジッパー付き袋で保管して香りを移行させてから使用する事をお勧め致します。

この場合であれば安価で安全にご使用する事が出来ます。


参考:香り付きマスクを1分で作れる方法


➁お湯の中へ入れる

筆者の評価

手頃感:★★★

持続性:★☆☆

改善度:★★★

快度:★★★

総合満足度:★★☆


お風呂の浴槽やコップ等に数滴たらし、そこにお湯を注ぐことで、お湯からの蒸発と一緒に

メントールが立ちこみ、鼻通りを解消してくれます。


<体験談>

暖かい蒸気に香りが付加されることで一層、鼻づまりが緩和されます。

但し、お風呂へ高濃度の精油を直接投入すると肌トラブルに繋がる可能性がある為、

➀と同様、キャリアオイルや乳化剤で希釈してから使用する事をお勧め致します。


評価として、アロマオイルを浴槽へ入れるだけなので比較的手軽に始められる点が高評価です。


ただ、効果の持続性としては、お風呂に入っている時だけですので、バスタイムをより快適に過ごしたい方向けと言えます。


改善度としては、お湯の湯気との相乗効果で期待以上に改善されました。


コップ等に数滴たらし、お湯を注ぐ事でも同様の効果が得られますので

あくまでも入浴時のみではありませんが、それでも多少手間ではありますね。


参考:お風呂に「アロマオイル」を直接入れない方がよい理由。


➂芳香浴

筆者の評価

手頃感:★☆☆

持続性:★★★

改善度:★★☆

快度:★★★

総合満足度:★★☆


花粉の時期は部屋にアロマを拡散させて、芳香浴を楽しみながら鼻粘膜の腫れを抑えましょう。アロマポットやアロマキャンドルを使うのはもちろん、水や火が要らない便利なディフューザーもお勧めです。


<体験談>

アロマディフューザーを点けて数分で鼻通りの緩和が感じられます。


ディフューザーによっては対応する容積が異なるので注意が必要です。

容積不足の場合、効果をあまり実感することができないかも知れません。


ハッカ=ミントの香りは天然精油を用いたものが多く、今回使用したものは少々単調な香りではありますが、

ものによっては他の香料と組み合わせ一つの香りとして販売されているものもありますので

色々と試してみたいと思いました。


評価として、アロマやディフューザーを揃えなくてはいなけい点で手頃感は低めですが、点けておけば鼻通りが緩和されるので改善度もそこそこ期待できます。


アロマ製品ですので単純にハッカというものではなく複合的な香りの芸術を楽しむこともできます。


効果はマスク程ではないものの適度に対策したい方、広い空間を対象として対策する場合にはおススメです。



まとめ

 

如何でしたでしょうか。今回は『花粉症対策』と題して、お勧めの香りと併せてその活用法についてご紹介させて頂きました。


もちろん効果には個人差がございますが、皆様も是非一度お試し下さい。


※精油は香りが強い場合がございます。ご利用の際は十分に注意してお使いください。


本コラムが皆様のお悩みの解決になれば幸いです。


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