• (株)カルモア フレグランス事業部 

オフィスや商空間に適した香料とは?~香料の世界と種類

最終更新: 6月29日



内装設計や空間デザインに「香り」を取り入れるケースがますます増えています。


しかしながら、 身にまとう香水・居室用のフレグランス・入浴用のアロマなどの 「プライベート利用をメインに拡大した香料商品」は市場に多いものの、 設計者や内装デザイナー、店舗開発・運営者の方々にとって最適な香料は、 まだあまり存在しません。


オフィス・商業店舗・公共施設などへは、 どのようなフレグランスを選べばよいのでしょうか。


今回は、様々な『香料の種類と特徴』に触れながら、 『空間演出に適したフレグランス』についてご紹介します。


目次

1. 意外と知らない香料の世界?! ~香料の種類

2. 合成香料vs天然香料 ~メリット・デメリット  

3. 『空間演出に適したフレグランス』はズバリこれだ!

4. まとめ


1. 意外と知らない香料の世界?! ~香料の種類



まず香料は大きく分けて、天然香料と合成香料の2種類に分けることができます。


香料 → 天然香料(アロマ) ,  合成香料



<天然香料>

動植物から抽出、圧搾、蒸留などの物理的手段や酵素処理して得られたもの。 多くが植物性香料、動物性香料は少し。



天然香料の多くが花や果実などから取り出される植物由来です。

またあまり多くはありませんが、動物から得られる天然香料もあります。

代表的なものだと、 ジャコウジカから得られるムスク、 ビーバーから得られるカストリウム、が動物性香料に分類されます。


まさかビーバーから香料が取られていたの?!と驚く方もいるのではないのでしょうか。



また、天然香料の代表的なものとしては、 精油(=エッセンシャルオイル)があります。


精油は、花や果皮などの植物から香り成分を抽出した揮発性の芳香物質です。

原料によっては、精油は1㎏を得るために大量の原料を必要とします。

例えば、ローズから精油1㎏を抽出するには数トンの花が必要になります。


精油は天然由来のやさしく、豊潤な香りが得られますが、 それと引き換えに、手間やコストがかかるため、価格が高い傾向にあります。

また、ものによっては希少性が高く価格が高騰したり、 産地や原料供給の変動により品質が均一でない事があります。


ただ、やはり天然精油のやわらかな香りはすばらしく、 心理的な効果も認められているため、

様々な香料製品の原料となるほか、多くのファンがいます。



<合成香料>

人工的に精製・製造された香料のこと。

原料は、石油系化学・石炭化学・パルプなどから取れる化合物が主。植物を原料とするものもある。



合成香料の代表的なものとしては、

柔軟剤や洗剤、食品用のフレーバーなどが有名です。


原料に植物を使用して合成香料???と思った方もいるかもしれません。

植物を使用しても合成香料に分類されるのは、その香料の製造方法に理由があります。


自然の原料から作られる合成香料は、

目的とする単一成分のみを物理的操作や化学的処理によって取り出して作られます。 その為、自然の原料を使用していても合成香料に分類されます。


自然の原料を使用した合成香料の例では、「ローズ」の香りを作る為に、

ゼラニウムという植物を使用することがあります。

ゼラニウムには、「シトロネロール」や「ゲラニオール」といった

バラに含まれる芳香成分を含みます。

そういった芳香成分のみを取り出し、「ローズ」の香りを作り出すことができます。


このように合成香料は、実際にバラを使用するよりも

安価な原料で「ローズ」の香りを作ることができます。



2. 合成香料vs天然香料 ~メリット・デメリット


バラを使用していないのにバラの香りを感じる事ができるなど、 香りは知れば知るほど奥が深く面白いです。


生活空間や活動空間(商業空間)へ香りを取り入れるに際しては、

人間の嗅覚への印象(=においの感じ方)を意識しながら

天然香料と合成香料の特徴を上手に取り入れていきたいものです。


以下、天然香料と合成香料の特徴とメリット・デメリットを上げてみます。



<天然香料 メリット・デメリット>

〇メリット

  • 繊細で高級感のある香りを表現できる

  • 合成香料では表現することが難しい自然な香りの表現が可能

  • 抗菌作用や抗ウイルス、虫よけ作用を持っている ※種類によります。

  • 心身へ調整効果を与えてくれる


→香りによって効果・効能は異なりますが、

神経系の働きを鎮め、心身をリラックスさせる鎮静作用や消化促進・食欲増進作用、

ホルモン分泌の調整、免疫力アップの作用もあると言われています。


●デメリット

  • 原料が産地や気候・環境変動の影響を受けてしまう事により、香料の品質が原料の品質や供給量に影響を受けてしまう

  • 希少性が高いものだと供給量に制限がある

  • ものによっては規制強化により入手できなくなる

  • 価格が高い


→もちろん安く手に入る天然香料もありますが、合成香料と比較すると高くなってしまします。高いものだと10mlで数万円という香料もあります。



<合成香料のメリット・デメリット>

〇メリット

  • 天然香料にくらべ大量生産できるため、低価格で安定供給ができる

  • 香りの品質が安定している

  • 香りが強く、持続性が長い


●デメリット

  • 香りの雰囲気が自然的ではなく、化学的・人工的で単調な香りになりがち


天然香料・合成香料それぞれのメリットデメリットを踏まえ

用途に合わせて使い分ければ、日常から非日常、家庭から公共空間まで、

より多くの場所やシーンで香りを楽しむことができます。




※参考サイト:香料の価格について(Aroma×Aroma)



3. 『空間演出に適したフレグランス』はズバリこれ!


ここまで、天然香料と合成香料の特徴やメリット・デメリットについてご紹介しました。


それでは、空間演出・内装デザインに最も適した香料はどちらでしょうか?


その答えは、、、


天然香料 x 合成香料 =『調合香料』


です!


『調合香料』とは、天然香料と合成香料を混ぜ合わせて作った香料のことを言います。

高級香水や高級化粧品によく利用されています。


空間や内装デザインなどの商業目的で利用される香料の場合、

「一定以上品質を確保しながら価格を抑える」と言うのが最も重要となります。

なぜなら、香り利用のゴールは


「お客様サービスの提供やブランディング訴求を行う」


ことだからです。


継続的に利用可能なコストの範囲内で、

お客様を裏切らない品質と安定的な香りの維持を達成しなければいけません

そのニーズに最も合致するのが調合香料です。


調合香料は、天然香料と合成香料のメリットを合わせもった香料です。

合成香料だけだと単調で深みの無い香りになりがちですが、

天然香料である精油と合わせることで、香りに深みが増し、

高級感のある繊細で複雑な香りの表現が可能となります。


調合香料は、安定した品質・供給を安価で実現できるという

合成香料のメリットも持ち合わせています。


価格を抑えて香りの高級感を演出できる、、、

まさに商業利用に最適なわけです。


調合香料は、

天然香料と合成香料のメリットを最大限に合わせもった「良いとこどり香料」

と言えます


以下の表に、天然香料・合成香料・調合香料の特徴比較をまとめてみました。



ちなみに、弊社製品Suvalite Air(シュヴァリテエール)も調合香料を基本としており、

商業空間や大空間での利用をメインと

して開発しております。


天然香料・合成香料・調合香料(シュヴァリテエール) の比較表



まとめ ~空間や用途に合った選定を!~

意外と知らない香料(フレグランス)の世界をご紹介させて頂きました。


香料は天然香料・合成香料・調合香料それぞれ持つ特徴が異なっており、

シーンや用途により使い分ける事でよりこだわりの空間演出が可能です。


また、精製方法ひとつ取っても奥が深いので、

今回は香料に興味をもっていただくきっかけになれれば幸いです。


目的や用途によって香料を使い分け、

ぜひ香りを使ってより豊かな生活や空間を演出してに活用していただければ幸いです。



シュヴァリテエール(Suvalite Air)は実空間でのトライアルが可能です!

ご興味がございましたら是非弊社までお気軽にお問い合わせください。

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